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てるみくらぶ破産について一言②

てるみくらぶ破産について一言②

 

2017年3月24日に問題となった
格安旅行会社で有名なてるみくらぶですが、
トラブルに巻き込まれ出発している人たちが
昨日よりさらに出てきています。
受け付け分=トラブルに巻き込まれる人の予備軍なので
増えることはあっても減ることはありません。

 

出発できるかどうか不安な方は
旅行会社ではなく航空会社とホテルに
直接問い合わせることをおすすめします。
航空会社側はすぐに回答できると思いますが、
ホテルはかなり厳しいと思います。
てるみくらぶとホテルの間に
何社入ってるかわからないからです。
チェックイン前日とか3日前に取り次ぎ業者から
宿泊予定者の名簿が届くという形もあるので、
名前が無いと言われる確率もかなり高いと思います。

「宿泊者名簿に名前がない」というのはよくある話で、
ホテル側のネット環境が不安定な時にリストが送信され、
受け取ることが出来ないことなどがその原因です。
このような場合、大規模なホテルではアップグレードや
近所の系列ホテルへの案内という形で対応してくれたりしますが、
小規模なホテルは対応できない場合が多く、
他のホテルを探すか野宿するしかありません。

 

今回は「てるみくらぶ」が問題になりましたが、
一歩手前という状態の旅行会社はその数倍あります。
大手旅行会社も厳しい状態だと思います。


日本を代表する某大手旅行会社の
売上高利益率はわずか1%です。
3%程度の旅行会社もありますが、
本業だけではなく関連会社の分も含まれてます。
100万円売り上げて1万円の儲けを出すようなものです。
旅行商品によって利益率は違いますが、
平均すると1%になってしまいます。

日本は増税路線まっしぐらで、
一般人の可処分所得は右肩下がりに下がってます。
当然、デフレマインドもさらに加速してしまいます。
消費者の要求は益々厳しくなり、
旅行会社は経費や人件費を削り、
さらに大きなリスクを取って激安商品を提供しなければいけません。
直接リスクを取るのは旅行会社ですが、
最終的にリスクを取るのは消費者ということになります。

だから今回、トラブルに巻き込まれて
出発出来なかった方に対しては
「ご愁傷さまでした。」
としか言う事ができません。

 

安くなることは消費者にとっては良いことかもしれませんが、
一方で消耗戦に巻き込まれる人たちも出てきます。
その消耗戦に巻き込まれてしまったのが旅行会社で、
被害者はむしろ旅行会社の方だとも言えます。
旅行会社が運転資金を削って安値で商品を提供し、
削った部分が巡りに巡って
旅行会社の負債になってしまったと考えることもできます。

「経験値を増やすために期間を決めて
バックパッカーになるのはいいけど、
節約のためにバックパッカーになるのはやめるべき」
このようなことを以前、主張させていただきましたが、
上で述べたことと同じような理由だからです。
成功するどころか心が疲弊するだけなので。